金沢駅

1898年(明治31年)4月1日に開業した金沢駅。現在の駅舎は4代目です。
金沢の伝統芸能「加賀宝生」でも使われる鼓をイメージして作られた鼓門を抜けると、対照的に近代的な「もてなしドーム」が広がっています。3,019枚のガラスが使われているそうです。
「もてなしドーム」という名前には、雨や雪の多い金沢で「駅を降りた人に傘を差し出す、もてなしの心」と言う意味が込められています。

石川県の伝統工芸美術館の側面も

外様大名であった加賀藩は徳川家に対し反抗の意思が無い事を示すために武装を控える必要があり、その分、文化の発展に励みました。
その甲斐あって石川では工芸や食、芸能など様々な分野で加賀百万石文化が花開いて行きました。
金沢駅には、いたるところで名匠の作品を見る事ができます。
◆中2階・ホーム階待合室(百工の間)
ここには30品目236点の伝統工芸品が壁に収められています。
◆コンコース門型柱
東口を西口を繋ぐコンコースには12対24本の門型柱が設置され、内側には石川県を代表する名匠たちの伝統工芸プレートが設置されています。
◆大樋焼の大陶壁
みどりの窓口前の通路には、文化勲章受章者であり日本芸術院会員、十代大樋長左衛門氏作・大樋焼の大陶壁「日月の煌き」が設置されています。
◆大樋焼の大陶壁
新幹線の待合室にあるトイレの入り口には、左側には百貫 俊夫(華峰)氏の兼六園の花鳥風月、右側には毎田健治氏のアケビをモチーフにした四季の移ろいの加賀友禅が設置してあります。

順風満帆だった訳ではありません

今でこそ華やか金沢駅ですが、順風満帆だった訳ではありません。県庁所在地が美川に遷ったり、金沢の中心部の繁華街・片町に人出が奪われたりと、衰退・停滞していた時期があります。
それでも石川の玄関口にふさわしい活気と華やかさを取り戻した金沢駅です。
衰退期の話はコチラから、どうぞ。