日本三大名園・兼六園

石川県代表する観光スポット

たくさんの見どころがある人気観光スポット・兼六園。連日大勢の観光客が訪れます。
兼六園は桂坂口から時計回りに見るのがおススメです。ぐるりと一周すると見どころを見落とすことなく散策できますよ。
 

兼六園とは

5代藩主前田綱紀の基礎造りから始まり、歴代の藩主が長い歳月をかけて形造り続けた兼六園は、岡山市の後楽園、水戸市の偕楽園と並び、日本三名園の一つに数えられ、1985年には国の特別名勝に指定されてます。
兼六園と言う名前の由来は、庭園では六つのすぐれた景観の要素「六勝」を兼ね備えているという事からだそうです。
六勝とは●宏大(広々)●幽邃(静寂・奥深さ)●人力(人の手を加えた部分)●蒼古(古き趣)●水泉(滝や池、曲水など)●眺望の六要素です。
しかしこの「六勝」、相反する要素で、兼ね備える事は非常に困難とされていました。
宏大と幽邃が、人力と蒼古が、水泉と眺望が相反する事とされてきましたが、見事に六勝を兼ね備えたと言う事で、1822年、松平定信によって兼六園と名付けられたそうですが・・・実は誰が名付けたのか、不明です。コチラの記事も、ぜひご覧ください。兼六園が出来る前は何があった?

鶺鴒島(せきれいじま)

兼六園と言えば徽軫灯籠(ことじとうろう)ですが、他にも多くの見どころがあります。
その中で今回取り上げるのは鶺鴒島(せきれいじま)です。別名夫婦島とも呼ばれています。
鶺鴒島には「陰陽石」が設置されています。「陰陽石」とは男性のシンボルを象った陽石と女性を表す陰石の一対ペアの石の事を言い、鶺鴒は日本書紀によるとイザナミノミコト(女神)とイザナギのミコト(男神)に、男女和合の方法を教えたとされいる鳥です。
お家の存続はとっても重要な問題で子孫繁栄を願う為に、当時武家の庭園では「陰陽石」を設置する事が決まりだったそうです。
「夫婦島」と呼ばれるのでロマンチックなイメージがありましたが、もっと真剣な話だったのですね。

人生の三儀式である「誕生」「結婚」「死」をそれぞれ陰陽石、相生の松、五重の石塔で表し、正面の鳥居には「三社」と書かれた石額がかかっています。その「三社」は伊勢、八幡、春日または加茂、いわゆる三社を指すのか、白山の御前峯、大汝峯、別山の神仏を指すのか、不明だそうです。
兼六園は左右非対称の配置が多く、非対称にも関わらずここまでバランスがとれた庭園は全国でも類を見ないそうです。そして金沢城の防衛という戦略的観点も加味しながら、池や山を配していったそうです。複雑な計算とデザインが施された庭園です。